以前、淡水の熱帯魚を飼育していたときには全然気にならなかったが、海水魚を飼ってみて驚いたのは何と言っても餌付きの悪さ。
淡水の魚でも餌付きの悪いのはいるかも知れないが、海水魚の場合は飼育していればすぐに出会ってしまう。
特に酷いのは、普段サンゴのポリプを食べている魚。
このポリプ食の魚は、チョウチョウウオの仲間に多いが、簡単には人工飼料を食べてくれない。
また、底の砂を口の中に含み食べ物を探し、エラから砂だけを出すと言うベントス食性の者も工夫がいる。
これはハゼの仲間に多いが、これも人工飼料に餌付かせるのも大変な場合がある。
ただし個体差があり同じ種類でも餌食いの良し悪しはあるが。
その他、栄養たっぷりで色々研究されている人工飼料でもそれが餌だと認識するには時間がかかる魚たちも多い。
⇒ はじめての餌付け のページ
雑食性で目の前のものをとりあえず口に入れてみるような種類はすぐに人工飼料を食べてくれるし、最近はショップで餌付けされているものもいる。
そうで無い場合でも、落ち着いた環境を用意してやるとそのうち自然に食べてくれる魚もいるが、食べない事もある。
まず一番注意しなくてはならないことは水質が安定していない場合はいくらやってもダメな事がある。
綺麗に見えても魚にとって苦しくなるような状況で餌付けしても、食べるようにはなりにくい。
ましてや広い海からパッキングされ長い距離を移動してつれてこられた魚が、狭い水槽に閉じ込めらてすぐに餌を食えと言われても躊躇してしまうのは当然かも知れない。
魚は1週間くらい餌を食べなくても死ぬ事は無いだろうが、体調も悪く、ストレスも溜まっていて、更に餌が食べられないとなると死んでしまうのではないかと心配になってしまう。
同居のメンバーによっても落ち着けない場合がある。
うちではまず新しい魚を入れるとき
水合わせの最中にシュアーとフレークを入れてみる。
スズメダイの仲間や一部のヤッコはもう餌をつつく。
ショップの水槽で人工飼料の良さを味わっているのか貪欲なのかは解からないが安心できる魚たち。
食べない魚はトリートメントがてらろ過水槽に入ってもらう。

初日はそっとしておいて、翌日冷凍のブラインシュリンプを与えてみる。
ふわふわした感じが口に入れてみたくなるのか、食べる魚も多い。
これで食べればしめたもの。
徐々に人工飼料を混ぜたり1日空けたりして食べるようになるまで続ける。
ブラインシュリンプを無視するようなら冷凍のアサリを半分に切って入れてみる。
生でも良いが雑菌や病気を水槽内に持ち込むと困るので1度冷凍してから水槽に入れている。
アサリは臭いも強く嗜好性も高いので魚が興味を持ちやすい。
アサリを食べるようになれば飢え死にすることはないので一安心。
ただし、生餌は海水を汚すので注意が必要。
後は冷凍アサリと人口飼料をすりつぶしたものを凍らせてアサリの臭いのする人工飼料に切り替えていく。
水中に舞った餌を口にするようになったら徐々に人工飼料を落として食べるようになるまで粘る。
この辺は根気比べにもなるが人工飼料に餌付いた時は感激もの。
⇒ ⇒ ⇒ ⇒ 色々ある 海水魚の餌
ろ過水槽でもりもり餌を食べるようになったら餌付けは卒業。
その後はメインの水槽に移ってもらう。
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