えんのしたの魚たち
アズファー


アズファー

紅海産の稀少な魚であるがこの魚はまさか自分が飼うとは思ってなかった。

しかし違うものを見に行った時信じられない値段で売っていた。
もう迷わずもって帰って来た。

上下に伸びるスレットに三日月模様が特徴的。
頭の部分が奇麗な青になる。水槽に入れた直後はどうも調子が良くなかった。

取り合えずはすぐに人工餌を食べたので安心していたら意外と食が細い。
他の魚はどんどん餌を食べるがこいつはどうも一口二口で引っ込んでしまう。
仕方がないので少しづつ時間をかけて食べさせる様にした。
しかし他の魚に比べると明らかに食べてる量は少ない。

そのうちにリムフォが出てきた。
特に不都合がある様にも見えなかったが何といっても大切な魚に白いゴミのような物がくっついているのが 許せなかった。

それで治療に踏み切ったのだがいろいろ調べてみれば放っておいても直るような事が書かれている。
しかしどうしても放っておけず淡水浴を行なった。
直りそうで直らない。

何度か繰り返しているうちにヒレから腹に移ってしまった。
淡水浴だけでは無理なのかとエルバージュやグリーンFゴールドを入れたがなかなか取れなかった。

半月以上もそんな事を繰り返したがもういいかげん魚がかわいそうなので諦めた。
どうせ放っておいても取れてしまうものだから止めた。

すると1ヶ月後ぐらいに思い出して見てみると奇麗に取れていた。
今までの苦労は何だったのか。

もしかすると魚にとっては病気ともいえない程の何でもない状態を無理やり淡水に入れたり薬づけにして しまったような気がする。

アズファー


その後良く分からない寄生虫に悩まされた。

初めは白点病と間違えたが銅も全く効かず良く見ると丸くはなく尖んがっていた。
これを放っておけない理由は石に体をこすりつけ痒がっていたのだ。

こうなれば淡水浴しかなくもう手慣れたもんでやってみるとポロポロ剥がれるように落ちた。

すっかり奇麗になってホッとしたのもつかの間。
数日後にまた出現。

卵でも残っているのだろうと思い何度も繰り返した。
しかし直らない。

二ヶ月ぐらいはがんばってみたがいい加減限界が来た。
月に見えて白いのが剥がれ落ちるのだがまた出る。
また諦めた。

やがて夏と共に水温が上昇するといつの間に消えていた。

どうも治療の甲斐もなく直ってしまう事が多い。
今思うとこの虫もかゆいだけであまり害はないのかとも思ってしまう。

結局何度となく淡水浴、薬浴を繰り返し本当に世話の焼ける魚だった。
というか何度もひどい目に会ってかわいそうな魚だ。
しかしようやく病気も治まり今では食欲も出てきてとても元気で調子がいい。